EU3: 新米が率いたポルトガル 1399~1430

歴史ゲームとして名高いヨーロッパユニバーサリスⅢ(以下EU3)のプレイ日記第一弾。プレイ日記(以下AAR)というよりはこのゲームがあまりにも複雑でこうして書いてみないとポイントが見えてこないんじゃないか、という事で暇な時間を見つけて少し振り返っていきたいと思います。

EU3について。プレイヤーは一国家を何世代にも渡って統治し、15世紀から数世紀に渡って世界史をシミュレートしていくもので大変複雑。今回は初プレイということでゲームを知り、出来ることを探りながらWikiや解説書、はたまた歴史書を頼りに進めております。

バージョンと主な環境設定

  • EU3日本語版 HttT
  • 開始年1399年 ポルトガル
  • ラッキー国家無し
    *ラッキー国家というのは史実に沿った、又はランダムに選ばれた国家に能力の高い君主が生まれやすくなるという設定で、これをオンにすると強大国が生まれやすくなる

ポルトガルという国について

世界史に疎い私はポルトガルについて大まかな知識しかありませんでした。大航海時代に活躍した海洋国家。ワイン。ミゲル。スペインと隣り合う国。クリスチアーノ・ロナウド。ルイス・フィーゴ。地図を作り上げていった国。といったくらい。今回は数あるヨーロッパ諸国のなかからそのポルトガルを選び、未知への探検と大きな植民地国家へと成長させるべく始めたいと思います。

1399年のポルトガルは隣に後のスペインを築くカスティーリャ王国、その隣にアラゴン王国がある。この三国がイベリア半島を占めており共に同じ宗教となっている。カスティーリャ王国の南端にはイスラム勢のグラナダがわずか2州を占めている。南の海峡を挟んでアフリカ大陸はというと、北にモロッコ、アルジェ、チュニジアなどのイスラム勢が見える。さらに南方は未知の領域となっている。
イベリア半島から東、ヨーロッパ本土はというとフランス、イングランド、オーストリア等が大国、他は小国の割合が多くこまごまとひしめき合っている。ポルトガルはイングランド、カスティーリャ、アラゴンと同盟、又は婚姻関係を結んでいるようだ。

史実での探検航路

Wikipediaより史実のポルトガルが歩んだ探検航路図がありました。うれしいことに年表もついているのでとても参考になります。

いまこれを書いている時には既に1430年頃まで進めてしまっていて未だ探検は開始されていません。唯一見つけたのはポルトガルの南西へ少し下ったところにある島、マデイラのみ。しかも史実のようにアフリカを南下していったとは知らなかった・・。もう一気に大西洋を横断しようとばかり考えていました。

16世紀ポルトガルの領土拡張 ©Wikipedia

1399年~1430年

ではゲーム開始から約30年間のポルトガル周辺の出来事をまとめる。まず最初の目標としている新世界探検の技術を解禁するには時代を少なくとも数十年先まで進めなければなりません。新世界探検の技術を採用した場合は探検家が出現し未知の土地を開拓することが出来ます。解禁には交易技術が7にならなければならず開始時点では4なので全ての技術投資を交易技術へ変更し、宮廷顧問に交易専門家を雇い、商人を派遣し当面は交易収入を中心に時間をすすめました。軍事関係については同盟軍にカスティーリャ、アラゴンがいるのでよっぽどのことがない限り心配なさそうなので陸軍2海軍8という割合で最低限の軍備にする。イングランドとの同盟は開始直後相手側から解消したが婚姻関係は結んでいる状態である。

1399年~1429年

勇猛果敢なカスティーリャ王国

ヨーロッパ諸国がめまぐるしく動く中、平穏に見えたポルトガル周辺も情勢が大きく動いた。カスティーリャ軍は聖戦を大義名分にイベリア半島南端のグラナダに宣戦布告。ポルトガルはアラゴン軍と共に参戦。対するイスラム勢グラナダは北アフリカのアルジェや中東のチュニジアと共に参戦する。
圧倒的なカスティーリャ軍は短期間でグラナダを没落させる。カスティーリャはアフリカ北端に位置する2つの州の謙譲を条件に休戦協定を結びこの戦争は終結した。これ以降カスティーリャは積極的に南部方面へ進出しようとする。

迫られる選択と迷走

ポルトガルはというと同盟参戦以外大きな動きはなく、商人達が淡々と商人争いをイタリア北部ヴェネチア、北欧ハンザ方面でシェア争いを繰り広げていた。そんな頃突如グラナダを再征服せよ、というミッションが提示された。ミッションというのは必ずしなければいけないものではないが、提示されたものを達成すれば様々なボーナスが受けられるというもの。グラナダ再征服のミッションは国威を大幅に上げる、安定度の回復などのボーナスが付いている。達成条件はグラナダの所有する2つの州を完全併合せよというもの。
現在ポルトガルは長年平穏が続き平和ボケしている為、国威はマイナスと他国から舐められている状況。ここは国威を上げる大きなチャンス。しかしグラナダは現在カスティーリャと休戦協定を結んでいる為、もしこちらから一方的に宣戦布告すれば協定違反となり国の安定度は大幅に下がりペナルティが大きい。安定度が下がれば暴動が発生しやすくなり様々な収入が落ち込む。ここは無理に攻め込む必要は無いだろう。

グラナダへ侵攻

だが、この時私は何を思ったか国威に目がくらみ協定を無視し宣戦布告を考えた!すぐさま全ての州で歩兵を招集し始め、2ヵ月後6000人あまりのハルバード歩兵部隊を国境に集めた。まさか攻めてくるとは思ってもいないグラナダ軍は2つの州合わせてもわずか2000人あまりしかいない。
国境に軍を固めたポルトガルは聖戦を大義名分にグラナダに宣戦布告をした。と同時に協定違反の末、国民の不安が急速に広がり国の安定度は-5下がり炎上した。(-5というのは計り知れないほど大きい単位)この戦争には同盟国のカスティーリャ、アラゴンが参戦した。

この非情ともいえる侵略戦争はあっというまに終結しグラナダは没落した。結果、グラナダの首都州はポルトガルの領地、もう一つはカスティーリャの領地となった。グラナダの首都は人口6万人規模の大きな都市で国教はイスラム、文化はカスティーリャ、となっている。そこそこの税収が見込めそうだ。これと同時にミッションの達成となり国威が大幅に上昇し安定度も1回復した。
手に入れたグラナダの首都州の位置はとても微妙だ。カスティーリャの領地を縦に挟んで位置している為、ポルトガルとは陸続きではないのだ。もし、カスティーリャとの関係が悪くなった場合は孤立してしまう。そうなる前にカスティーリャに譲渡しておくのも今考えればよい選択だったかもしれない。そう、後にカスティーリャとは同盟を断ち切られてしまうのだった・・。

マデイラの発見と入植

1421年4月 グラナダ侵攻以前、北アフリカ西端モロッコの西の海にマデイラ島を発見、初の入植に成功している。以後マデイラは順調に発展していき島の生産資源として造船が盛んに行われるようになった。

経済状況

順調に見えた経済状況はいつからか支出が収入を上回るようになってしまった。負債も抱えておりインフレ経済は避けられない状況になってしまった。技術投資を減らせば国庫へと資金を回せるが同時にインフレが加速してしまう。そうすると多くの物価が上がってしまい結局自分の首を絞めてしまうことになる。これを解消するには収入を増やせばいいのだろうが良い手が思い浮かばない。交易で潤わせるには引き続き商人を派遣しなければいけないがそれも費用がかかる。

ひとまず対応策としては、多少のインフレを覚悟で国庫に資金を回し、毎月プラマイゼロになるよう調整する。出来るだけ商人を派遣し続けて交易収入の引き上げを狙う。支出面では軍事維持費をカットし、宮廷顧問の見直しを図る。
結果、年0.3前後のインフレ率増加程度に抑える事に成功した。商人を派遣することで交易収入を約4~6増やすことに成功した。

1429年収支表

EU3: 海の向こうへ – ポルトガル 1430~1460 へ続く


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